
無事、『大使の瞑想曲』の初演が終わりました。
大使の熱演、それに本番が最もよかったという舞台根性には脱帽しました。
お蔭様で大成功と言っていいのではないかという盛況でした。
23才で初めてヨーロッパで演奏した時も、ウィーンのムジークフェラインにデビューした時も、僕は憧れの地に半分浮足立って、舞台に上がっていた気がします。
それは日本人で本場の舞台を踏めるという単に優越感に浸っていただけだったのかもしれません。
僕は一言も喋らなかったし、喋る時は通訳の方が隣にいらっしゃいました。
日本を基盤とし活動をする様になって、自分が音楽する意味、あるいは音楽が自分に与えてくれた様々な喜び、もしくは苦悩。生きている証は、音楽をしている自分ではなく、音楽そのものの中にあると最近思いはじめ、それは音楽家として何をするか?という命題に変わっていきました。
音楽が国境を越えるのなら西欧も東洋もない、自分が感じるままに音楽と携わればいいのだと信じてきましたが、そんな『やってきた事』が間違いではなかったのかなと思える時間でもありました。
多くの方に感想をいただきましたが、『とても楽しく興奮したひとときを本当にありがとう!』(英訳が正しければ大体こんな感じ)と固い握手とともに言われた時、胸に熱くなるものがありました。
僕の拙い英語もどうにか役に立ち、音楽の後の言葉の交流も楽しかった。
今回は大使ご夫妻に大変お世話になったし、大使館のスタッフの方々にもサポートしていただきました。初演のみならずこうした機会をいただいた事に感謝するとともに、またヨーロッパへComing againを夢見て、お土産の買い出しに行ってきます。
公演後、何ととても鮮やかで美しい虹が空を彩っていたのです!
虹なんていつ以来だろ?
写真はプログラム。
大使のグループによるモーツァルトの弦楽五重奏の後、久々の自作自演『前奏曲』/即興(今回はG.B.E)/『トッカータ』、シューベルトのピアノ五重奏『ます』から第4楽章(地元チボリ交響楽団の安井優子さんのヴァイオリン、歌劇場管弦楽団、うのひでかずさん(漢字がわからずスイマセン)のビオラ、チボリ交響楽団のチェリストでドイツ人のMS.VESTERGAARD、デンマーク放送室内響のMR.TREFON(彼はポーランド人)と僕のピアノ/最後は全員でブラームスのハンガリー舞曲第5番とアンコールにマイ・フェア・レデイの『踊り明かそう』 でした。
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